タクシードライバーの仕事内容は?勤務形態や勤務時間、ノルマ、やりがい

タクシードライバーを始めるときには、仕事内容が気になることもあると思います。ドライバーの主な仕事は「タクシーの運転」ですが、実は細かく見るとほかの業務もあります。

ここでは「タクシードライバーの仕事」を、詳しく解説します。勤務形態や勤務時間、残業やノルマなど、ひと通り紹介しているので参考にしてほしいと思います。

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タクシードライバーの仕事内容は大きく4つ

タクシードライバーの仕事は、大きく4つあります。

【タクシードライバーの仕事内容】

  • タクシーの点検・準備
  • お客さまの送迎
  • お客さまへの接客
  • タクシーの洗車

タクシードライバーの仕事はシンプルなので、慣れれば働きやすいです。さらに売上に応じて給料がアップするため、意外と稼げる仕事でもあります。仕事内容を、詳しく見てみましょう。

タクシーの点検・準備

出勤したら、まずはタクシーの点検と準備をする必要があります。自分が乗るタクシーは決まっていることが多く、2人で1台の車両を使います。つまり前に別の人が乗っているため、ライト・バッテリー・ウインカーなどに異常がないかをチェックしてから営業がスタートします。タクシーに乗って会社から出発することを「出庫」といいます。

お客さまの送迎

タクシードライバーの一番主な仕事は、「お客さまを目的地まで送り届けること」。配車依頼があった場合には迎えに行くこともありますが、基本は道で手を挙げた人を乗せて、目的地を聞いて送り届けます。

タクシーは「運転のプロ」。安全かつスムーズにお客さまを送る必要があります。

タクシーの営業スタイルは大きく3種類あり、タクシーを走らせながらお客さまを探す「流し」、駅前などのタクシー乗り場に停めてお客さまを待つ「付け待ち」、依頼のあったお客さまを迎えに行って乗せる「無線配車」があります。

基本は流しか付け待ちでの営業が多く、どういうスタイルで営業をするかはドライバー次第。営業スタイルは売上を大きく左右するため、大切なポイントです。

ちなみに営業中は自分のタイミングで休憩を取ります。夕方〜夜のピーク前に食事を取るなど、「いつ休憩するか?」も実は大切です。

また、目的地に着いたらお客さまから料金を受け取り、乗務記録をつけます。

お客さまへの接客

タクシードライバーはお客さまを送り届けるだけでなく、実はサービス業のような面があります。「お客さまを乗せて目的地を聞く」「お客さまが話しかけてきたら雑談をする」「支払いの対応をする」など、さまざまな場面でお客さまと話す機会があります。

タクシードライバーは、一般企業の営業職みたいなコミュニケーション能力は必要ありません。きちんと運転をするだけでも一定レベルのドライバーになれますが、売上を大きく伸ばすドライバーは、お客さまとていねいにコミュニケーションをとっていることが多いです。

「稼げるタクシードライバーになりたい」と思っているなら、コミュニケーション力は磨くように意識すると良いですね。

タクシーの洗車

時間になったら営業を終えて、会社に戻ります。これを「帰庫」といいます。メーターを「回送」にして会社に戻り、次に乗る人のために燃料を満タンにしておきます。もちろん燃料代は、会社負担です。

実はタクシーの燃料はガソリンではなくLPガス(液化石油ガス)で、会社にスタンドがあるか、会社が提携しているスタンドで給油します。ガソリンよりLPガスのほうが燃費が良く、少ない量でも長距離を走れます。また、環境にもやさしいです。

また、帰庫後は、車両を洗車する必要があります。次に乗る人が気持ち良くお客さまを乗せられるよう、1日の営業で付いた汚れを落としておきます。

ただ、洗車を毎回するのは、けっこう大変(汗)ドライバーによっては60代や70代と高齢のため、洗車を自分でできないこともあります。この場合、1回1,000円ほどで「洗車代行」を依頼できることもあります。お金はかかりますが自分の体力は温存できるため、上手く活用しましょう。

人によってはガソリンスタンドで洗車をすませる人もいるよう。会社的に問題なければOKです。

勤務日数・勤務時間は、勤務形態によって変わる

タクシードライバーの仕事内容は上のような感じですが、ドライバーの「勤務形態」も知っておくと良いです。勤務形態は3種類あり、それぞれで勤務日数・勤務時間が違います。

【タクシードライバーの勤務形態】

  • 昼勤務(日勤)
  • 夜勤務(夜勤)
  • 隔日(かくじつ)勤務

昼勤務と夜勤務はイメージできるかもしれませんが、隔日勤務はタクシードライバーならではの働き方。それぞれの特徴を紹介します。

「昼勤務」なら、一般の正社員と変わらない

【昼勤務】

勤務時間 9時間(7〜16時や8〜17時など)
勤務日数 22〜24日

昼勤務は「朝7時〜夕方16時」や「朝8時〜夕方17時」のように、昼間を中心に働きます。ひと月の勤務日数は22〜24日で、一般の会社員とあまり変わりません。

昼勤務は働きやすさを重視したい場合にオススメ。夜の時間が空くので、女性ドライバーにも人気でうす。

ただ、昼勤務で働ける会社は少なめなので、求人が限られる可能性はあります。求人があるかをチェックしてから考えれば良いでしょう。

夕方〜翌日朝まで働く「夜勤務」は稼ぎやすい

【夜勤務】

勤務時間 9時間(17時〜翌日2時や18時〜翌日3時など)
勤務日数 22〜24日

夜勤務は夕方〜夜にかけて働きます。勤務日数は昼勤務と変わらず、看護師や製造業の夜勤と似ています。

夜勤は慣れない夜中に働く必要があるため、体力を使います。ただ、タクシーは深夜料金が割増になっていることが多く、売上を伸ばしやすいです。売上を伸ばすと当然、ドライバーの収入もアップします。

また、会社によっては「夜間手当」を支給してくれるところもあり、これも高収入を狙いやすいポイントです。

もともと夜型で夜中の2時や3時まで起きていることが多い人なら、あまり生活リズムを変えずに働けます。昼間の時間を空けたい人にも、夜勤務はオススメです。

1日(24時間)働き、翌日は1日休む「隔日勤務」

【各日勤務】

勤務時間 24時間(7時〜翌日午前7時など。休憩3時間)
勤務日数 11〜13日

隔日(かくじつ)勤務は、あまりほかの仕事では見かけない勤務形態。24時間働いて次の日は休み、というサイクルを繰り返します。

<図:カレンダー>

勤務時間が24時間といっても、ずっと運転をし続けるわけではありません。タクシードライバーは法律で「21時間以上、働かせてはいけない。3時間は必ず休憩を取らないといけない」と決まっています。そのため実際に働く時間は、20〜21時間ほどです。

隔日勤務は大変そうに思えますが、実は意外と良い面もあります。1回の勤務時間が長いため、翌日は「明番(あけばん)」といって丸1日休めます。そして勤務日数は11〜13日と少なく抑えられるため、月に20日ほど休みがあることになります!

つまり隔日勤務は、「メリハリをつけて働きやすい」といえます。これでも勤務時間が長いため、しっかり稼ごうと思えば月に30〜50万円ほどを得ることができます。最初は慣れないかもしれませんが、考えてみるのも良いですね。

タクシードライバーは歩合制が基本。残業はあることもあるが、最近は少なめ

タクシードライバーは歩合給が基本。ざっくり言えば、売上の50〜60%が自分の収入になります。つまり月の売上が60万円なら、月収30万円ほどになります。

一定の固定給がある会社は多いですが、高収入を得られるかは「売上を伸ばせるかどうか」で決まります。つまり「勤務時間中、どれだけ空車時間をなくせるか」が大切。

会社によっては残業があることもありますが、上でもお伝えしたように、1台のタクシーは2名で乗るのが基本。時間になると次のドライバーが乗るため、残業は少なめです。

以前は残業が多い会社もありましたが、最近は過剰労働やブラック企業への風当たりが厳しいです。

タクシードライバーにもこれは当てはまり、「歩合制なんだから、残業しまくってでも売上を上げるべき」という考えはなくなっています。安心して働ける会社が増えているため、下で紹介するタクシーの転職サービスで紹介してもらいましょう。

ノルマがある会社は多いが、ない会社もある。きちんと働けば大丈夫

タクシー会社は「売上ノルマ」を設定しているところが多いです。ただ、タクシードライバーは若い人だけでなく50代や60代も多く、中には70代の人もいます。

そのためノルマはあまり厳しくないことが多く、「きちんと営業していれば、普通に達成できるレベル」の場合がほとんど。「クリアできないのは、新人のときくらい」と思ってOKです。

<図:求人>

また、最近は働きやすさ重視で職場を決める人も増えているため、ノルマなしの会社もけっこうあります。心配なら、こうした会社を選ぶのがオススメです。

タクシードライバーのやりがいは?実は意外と楽しい面もある!

「タクシードライバーなんてやりがいあるの?単に車を運転するだけじゃん」と思う人もいますが、実は意外と楽しい面もあります。管理人的に思うやりがいは、次の4つです。

【タクシードライバーのやりがい4つ】

  • 意外と自由な時間が多い。
  • 頑張れば収入が伸びる。
  • 仕事中は1人なので、人間関係がラク。
  • 車や運転が好きなら、仕事が楽しい。

意外と自由な時間が多い

タクシードライバーは、自由な時間が多いです。特に隔日勤務の場合、月に20日ほど休みがあります。1日おきに休みがあるため体もラクで、「普通の会社員みたいに、5日連続で働くのはもうムリだな・・」と思います(笑)

前に職場にいた20代の同僚はかなり稼いでいて、よくスノボに行きつつ仕事も頑張っていました。「遊ばないと、売上も上がらないっすね」と言っていましたね。

頑張れば収入が伸びる

タクシードライバーは、頑張れば稼げるのも大きなメリット。最近は「たくさん働いても収入が伸びない」という話もよく聞きますが、タクシードライバーは歩合制なので頑張りがいがあります。

管理人は月50万ほど稼いだことはありますが、それ以上はありません。中には年収1,000万円を稼ぐドライバーもいるようですが、普通は月25〜30万円くらいかなと思います。ちなみに東京や大阪など、都市部のほうが稼ぎやすいです。

もちろん売上が良くないと給料が20万くらいになることもありますが、ちゃんと頑張っていれば生活できなくなることはまずありません。でないと、これだけ多くのタクシーが街中に走ってないですからね。

仕事中は1人なので、人間関係がラク

タクシードライバーは、わずらわしい人間関係がないのもメリット。ほとんどの時間は1人でタクシーに乗っているため、「夜のピークに向けて、いま食事をしておこう」「人がいないから、わりとラッキーがあるあのビルに行ってみよう」など、自分のペースで働けます。

仕事のストレスは、人間関係が原因になっていることが多いですよね。その点、タクシードライバーはかなりストレスフリーな仕事だと思います。

もちろんずっと1人というわけではなく、駅のタクシー乗り場で付け待ちをしているときにほかのドライバーと話したり、帰庫後に同僚と「どうやって営業してる?」と話したりすることもあります。人間関係は、わりと気楽です。

車や運転が好きなら、仕事が楽しい

管理人は車がわりと好きで、クラウンはかなり好きな車種。なのでタクシードライバーとして運転するのは、けっこう楽しいです。

仕事を始める前は「仕事で毎日運転したら飽きるかな?」と思ってましたが、意外と飽きません(笑)クルマは奥が深いですね。

車や運転が好きなら、タクシードライバーは楽しく働けると思います。技術やコミュニケーション力が上がってきたら、ハイヤーのドライバーなどを目指すのも良いかもしれません。

タクシードライバーは考えてみる価値アリ!迷ったら相談を

タクシードライバーの仕事は「運転手としてお客さまを送り届けること」ですが、接客や洗車など、ほかの仕事もあります。また、日勤・夜勤・隔日勤務と、勤務形態によって働き方が違うため、自分に合うスタイルを考えて始めてほしいと思います。

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