タクシードライバーになるには、タクシー会社の面接に合格する必要があります。
タクシー会社の面接はすごくハードルが高いわけではないものの、前もって対策しておかないと落ちてしまうこともあります。
そこでここでは、「タクシー会社の面接対策」について解説します。タクシードライバーに転職を考えているなら、参考にしてほしいと思います。
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タクシードライバーの面接は、基本を押さえれば受かる!8つのポイント
タクシードライバーの面接で大切なのは、基本を押さえること。次の8つはどれも特別なことではありませんが、気をつければタクシー会社の面接は十分受かります。
【タクシー会社の面接で押さえるべき8ポイント】
- 面接に行くときの服装はスーツで。
- 挨拶・常識・マナーをしっかり守る。
- 履歴書・職務経歴書をきちんと作り、忘れず持っていく。
- タクシードライバーはサービス業。なるべく明るい雰囲気で。
- 志望動機・自己PR・前職の退職理由を、前もって考えておく。
- よく聞かれる質問の対策をしておく。
- 運転で事故や違反をしたことがないか。
- 求人をよく見て、自分からの質問を考えておく。1〜2個でOK。
1. 面接に行くときの服装はスーツで
面接は、スーツで受けに行きましょう。
人によっては「普段の服装でいいのかな」と思うこともありますが、タクシードライバーはサービス業でもあります。お客さまから服装や身だしなみも見られていることがあるため、整えておくほうが好印象。面接のときから気をつけておくと、面接官に「この人はドライバーとして大丈夫そうだ」と思ってもらえます。
タクシードライバーはの給料は歩合制で、頑張った分だけ収入も増えます。なるべく清潔感のある服装のほうが、売上は伸びやすくなります。
2. 挨拶・常識・マナーをしっかり守る
基本的な挨拶・常識・マナーも、面接で見られるポイントです。
【押さえておきたい、基本的な常識・マナー】
- 入室するときに「失礼します」、退室するときは「失礼しました」を忘れない。
- 入室するときは、ドアを2回ノック。
- 遅刻をせず、10分前には面接会場に到着する。
- 必要に応じて、「よろしくお願いします」「ありがとうございました」の言葉を。
上の4つは、社会人として基本のポイント。細かな点まで意識する必要はありませんが、上のポイントは全て押さえておきましょう。
ドライバーとして仕事をするときも、基本的な礼儀は必要。お客さまに失礼のないサービスをしやすくなります。
3. 履歴書・職務経歴書をきちんと作り、忘れず持っていく
タクシー会社の求人に応募するときには、履歴書と職務経歴書という2種類の書類が必要。しっかり作り、忘れず持っていきましょう。
履歴書:自分の学歴・職歴・志望動機・自己PRなどが、1枚で分かる書類。
職務経歴書:自分がこれまでしてきた仕事を、詳しくまとめた書類。
履歴書は書いたことがあると思いますが、職務経歴書は作ったことがない場合もあると思います。
職務経歴書は決まった形式がないので、どう作るかで迷ってしまいがち。基本はこれまで働いた会社の概要と仕事内容、そこで身につけた経験・スキル・実績を書けば大丈夫です。
また、タクシー会社によっては職務経歴書を必要としない場合もあるため、転職サイトでスタッフに相談してみると良いです。
最初にも少し紹介しましたが、「転職道.com」という転職サイトはタクシー求人専門のサービスで、スタッフもタクシー業界に詳しいためオススメ。書類作成のアドバイスも無料でしてくれます。
4. タクシードライバーはサービス業。なるべく明るい雰囲気で
タクシードライバーは単にタクシーを運転すればいいわけではなく、「お客さまを気持ち良く目的地に送り届けるサービス業」でもあります。そのため面接では、人柄や雰囲気もチェックされます。
面接官に好印象をもってもらうには、なるべく明るい雰囲気で話すことが大切。また、なるべくハッキリとした話し方をするのも良いです。
タクシードライバーは1人で仕事をする時間が多いため、コミュニケーションが苦手な人も応募します。ただ、最低限のコミュニケーション力は必要なので、面接で明るくハキハキ話すことは意識しておきましょう。
5. 志望動機・自己PR・前職の退職理由を、前もって考えておく
面接でよく聞かれることとして、志望動機・自己PR(長所と短所)・退職理由の3つは定番。前もってどんなことを話すか、考えておきましょう。
何も準備をしていないと、面接で聞かれたときにすぐ答えるのは難しいです。
- 「なぜタクシードライバーになりたいんだろう」
- 「なぜこのタクシー会社で働きたいんだろう」
- 「自分の長所・短所は何だろう」
- 「前職を、なぜ辞めたんだろう」
上のように自分自身に問いかけて、答を出しておきましょう。
この中で特に気をつけたいのは、前職の退職理由。「給料が安かったから」「人間関係が上手くいかなかったから」のような理由は、マイナス印象になってしまいます。
なるべく「タクシードライバーという仕事に魅力を感じて、応募しようと思った」「タクシードライバーが歩合制ということを知り、環境を変えて頑張りたいと思った」のような内容にすると良いです。
6. よく聞かれる質問の対策をしておく
面接では、よく聞かれる質問があります。次の質問はどの会社でもよくあるため、話すことをイメージしておくと、慌てず対応できます。
【タクシー会社の面接官によく聞かれる質問】
- なぜタクシードライバーになろうと思ったのですか?
- 当社で働きたいと思われたのは、なぜですか?
- 前職の退職理由を教えてください。
- あなたの長所と短所を教えてください。
- タクシードライバーは道を覚える必要がありますが、大丈夫ですか?
- 車の運転に自信はありますか?
- 夜勤がありますが、大丈夫ですか?
- ドライバーとして、将来どうなりたいですか?
上の質問にパッと答えられるようにしておくと、面接はかなりラクです。意外と自分自身のことはわかっていないことが多いので、自分を見つめ直してみてください。
7. 運転で事故や違反をしたことがないか
これまでに車の運転で事故や違反をしたことがあると、面接で不合格になることがあります。当然ですが、起こした事故などが大きいほど、不採用の可能性は上がります。
面接で「事故や違反をしたことがありますか?」と聞かれたときは、「すいません、一旦停止違反で減点されたことが1度あります」のように、正直に答えましょう。
もしウソをついて合格したとしても、最後にバレます。入社するときに「運転記録証明書」という書類を提出する必要があり、この書類で違反の内容や減点が分かるためです。ウソがバレるとその時点で不採用になるため、面接で正直に話しておくべきです。
8. 求人をよく見て、自分からの質問を考えておく。1〜2個でOK
面接では、最後に「何かご質問はありますか?」と聞かれることが多いです。質問しないと不合格になるわけではないものの、1つか2つ質問しておくと好印象。前もって用意しておくと良いです。例としては、次のような感じです。
【タクシー会社への質問】
- 実際に入社すると、どんな流れで勤務が始まるのでしょうか。
- 会社の雰囲気はどのような感じなのでしょうか。
- ノルマはあるのでしょうか。やはりハードルは高いのでしょうか。
- 売上を伸ばされているドライバーの方は、どのようなことを意識されているのでしょうか。
- 前もって準備しておくべきことはありますでしょうか。
上の質問を参考にしても良いですが、できれば自分で気になったことを質問できるのがベストです。
面接に合格すると、健康診断と運転経歴書の提出が必要
ここまでのポイントを押さえれば、面接を乗り切りやすくなるはずです。ただ、面接に合格すると、最後に健康診断と運転経歴書の提出があります。
健康診断は大きな病気や持病がなければ、まず通ります。要は「健康で運転に支障がないか」がチェックされます。健康診断は会社から「この日時に、この病院で受けてください」と指示があるため、それに従いましょう。
運転経歴書は各都道府県の「自動車安全運転センター」というところに申請します。自動車安全運転センターの公式サイトに申請方法が書かれていますが、次の3ステップで請求できます。
【運転経歴書の申請方法】
- 警察署・交番・駐在所・各都道府県の自動車安全運転センターで、申込用紙をもらう。
- 申込用紙を記入して、ゆうちょ銀行・郵便局・各都道府県の自動車安全運転センターで申し込む(料金が700〜1,000円ほどかかる)。
- 1〜2週間後、運転経歴書が届く。
運転経歴書も会社から指示があるため、それに従えばOKです。
ここまでをクリアすれば、晴れてタクシー会社に入社できます!
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面接の合格率はタクシー会社によって違うものの、ここで紹介したポイントを押さえれば合格できる可能性は高いはず。希望のタクシー会社に入って、ぜひ頑張ってほしいと思います。
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