タクシードライバーはしっかり取り組めば、意外と稼げる仕事。学歴や特別な資格・スキルがなくても始められるので、チャレンジしてみるのもオススメ。
ただし月30万円以上を稼ぐなら、やみくもに働くのではなくポイントを押さえることが大切!ここでは「月収30万円以上を稼ぐタクシードライバーになる方法」を解説します。
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まずは「30万円を稼ぎやすいタクシー会社」を選ぶことが大切!
月収30万円を超えるには、タクシー会社の選び方から気をつけるべき。勤務先によって稼ぎやすさが変わるため、次の3ポイントを押さえましょう。
【30万円を稼ぐ求人選び、3つのポイント!】
- 東京都内のタクシー会社を選ぶ。
- 給与形態は「AB型賃金」を。
- 勤務形態は「隔日勤務」か「夜勤」。
これら3つのポイントを押さえてタクシー会社を選べば、高確率で満足のいく収入を得られます。それぞれのポイントを、順番に見ていきましょう。
東京都内のタクシー会社を選ぶ
タクシードライバーとして一番稼げるのは、やはり東京。東京で働く人は多く、タクシーの利用者もたくさんいます。神奈川・大阪・福岡・名古屋も稼げるには稼げますが、高収入を狙うならやはり東京。引っ越しを考えるのもアリです。
東京だと月30〜50万円を稼ぐドライバーはたくさんいて、中には年収700万円や800万円を得ている人もいます。トップクラスになると年収1,000万円クラスの人もいるので、タクシードライバーは意外と夢のある仕事なのです。
ちなみに神奈川や大阪などのドライバーは、月30万円くらいで「稼いでるね」という印象。地方では月20万円くらいが平均で、月30万円はかなり厳しいです。
給与形態は「AB型賃金」を
タクシードライバーの給与形態は3種類。固定給メインの「A型賃金」、完全歩合給の「B型賃金」、固定給40%・歩合給60%くらいの「AB型賃金」があります。

月収30万円を狙うなら、やはり歩合給の割合が大きな会社を選ぶべき。タクシー会社の求人情報で、AB型賃金かをチェックしましょう。A型はやめておくべきです。
完全歩合給のB型賃金でも良いですが、売上を伸ばせなかったときのリスクが大きいです。ドライバーとして経験があるならいきなりB型でも良いですが、ちょっとハードルが高め。多くの人が未経験から稼ぎやすいのは、やはりAB型賃金です。
勤務形態は「隔日勤務」か「夜勤」
タクシードライバーの勤務形態は、日勤・夜勤・隔日(かくじつ)勤務という3種類があります。隔日勤務は「24時間働き、次の日は丸1日休み」という、タクシードライバー特有の働き方です。
タクシーを利用する人は、帰宅や飲み会帰りの人が多くなる「夕方〜夜中」がピーク。つまり夜の時間に働く、夜勤か隔日勤務のほうが稼げます。
日勤でも東京なら稼げるには稼げますが、やはり安定して高収入を狙うなら夜の勤務がオススメ。1日の勤務時間が短いほうが良いなら夜勤、「まとめて長く働き、あとでしっかり休みたい」という場合は隔日勤務が良いです。
タクシー営業で、30万円を稼ぐためのポイント6つ!
タクシー会社を選んだら、あとは自分の頑張りが大切。会社に入りさえすれば稼げるわけではなく、「いかに売上を伸ばすか?」を考えて働く必要があります。次の6つのポイントを押さえましょう。
【稼げるドライバーになるために、このポイントを押さえるべき!】
- 道に慣れておくことと、ナビ・地図アプリの使いこなしは必須。
- 常に売上を意識する。月収30万円に必要な売上目安は50万円。
- 昼間はオフィス街周辺。夜はターミナル駅や繁華街周辺を攻める。
- タクシー乗り場は混みやすいため、流し営業を基本に。
- 「困ったらココ」というポイントを見つけておく。
- 効率を重視しつつ、明るくていねいな接客にも気をつける。
道に慣れておくことと、ナビ・地図アプリの使いこなしは必須
稼げるタクシードライバーは、効率よく営業(お客さまをお送りすること)をしています。道の確認に手間取ったり迷ったりするのは時間のロス。
道に慣れておくことと、タクシーについているナビ・スマホの地図アプリ(グーグルマップなど)を使いこなせるようにしておくことは、ドライバーとして基本のスキルです。
東京の場合、タクシー会社に入社すると「地理試験」という試験があります。地理試験は道路や交差点に関するテストで、合格するとドライバーとして働けるようになります。
地理試験を受ける前には対策の講習を受けるため、そこでしっかり道や交差点を暗記して、仕事を通して細かな道も覚えていきましょう。
常に売上を意識する。月収30万円に必要な売上目安は50万円
人は誰しも、ゴールを意識することで「あともう少しだ!」と頑張りやすくなります。
タクシー会社の歩合率はだいたい60%ほど。月30万円を稼ごうと思ったら、月に50万円を売り上げる必要があります(50万円×60%=30万円)。
たとえば隔日勤務で働くなら、1ヶ月の勤務日数は11〜13日ほど。つまり1日に約5万円売り上げると、売上50万円・月収30万円に届く計算です(50万円÷11日)。
ゴールから逆算すると1日の売上がハッキリして、「今日5万円を売り上げるにはどうすればいいか?」を考えられるようになります。
昼間はオフィス街周辺。夜はターミナル駅や繁華街周辺を攻める
タクシードライバーとして売上を伸ばすには、「空車時間を減らし、実車時間(お客さまを乗せている時間)を増やすこと」が大切。
ただぼんやりとタクシーを流していても、利用してくれる人は見つかりません。なるべくタクシーに乗りたい人が多そうな場所へタクシーを走らせる必要があります。
東京の場合、昼間はオフィス街周辺、夜はターミナル駅や繁華街周辺に人が多いです。このように「大きな人の流れ」を考えることで、なるべく多くのお客さまに利用してもらうことができます。
1日の中で大きく人の流れが変わるのは、「夕方17〜18時」の時間帯。ここから帰宅したり飲み会に行ったりする人が増え出すため、1日の作戦を練りましょう。
タクシー乗り場は混みやすいため、流し営業を基本に
タクシードライバーの営業スタイルは、タクシーを走らせて乗りたい人を探す「流し」と、駅のタクシー乗り場などで待ってお客さまを乗せる「付け待ち」、依頼のあったお客さまを迎えに行く「無線配車」があります。
タクシー乗り場での付け待ちは、効率が良さそうに思えます。ただ、お客さまを乗せるまでの時間が長く、実はあまり効率的ではありません。確実に利用してもらえる可能性は高いものの、「けっこう待ったのにワンメーターしか乗ってもらえなかった」ということもあり得ます。
そのため人の流れを意識しながら、流しで営業するのがオススメ。それぞれのポイントごとで、いつがアツいかを考えながら仕事をすると良いです。
「困ったらココ」というポイントを見つけておく
戦略を練って営業していても、ときには「乗ってくれるお客さまがいない・・」ということがあるもの。そんなときのために、「迷ったらココに行く」という場所をいくつか持っておくと良いです。
「ピーク時はほかの場所を優先するものの、ときどきオイシイことがある」というポイントは、困ったときのお守り的な場所。なるべくたくさん見つけてメモしておけば、売上が伸ばせないときの保険として役立ちます。
効率を重視しつつ、明るくていねいな接客にも気をつける
効率を意識しながら働くのは良いことですが、接客が雑になるのはNG。ときにはクレームにつながってしまうこともあるため、急いつつもていねいなサービスを心がけるべきです。
一番大切なのは、「笑顔で明るく」ということ。明るい雰囲気で「ご利用ありがとうございます」と伝えれば、お客さまも安心してタクシーを利用してくれます。すると焦って雑な対応をするより、結果的に効率がアップすることもあります。
タクシードライバーは、しっかり取り組めば稼げる!
タクシードライバーは「給料が安い」と言われることもありますが、きちんと取り組めば稼げる仕事。ここまで紹介したポイントを押さえれば、月30万円のカベをクリアできる日も近くなるはずです。仕事の中で、ぜひ意識してみてください!
ちなみにこれからタクシードライバーへ転職するなら、タクシー専門の転職サイト「転職道.com」がオススメ。
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